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2008年4月11日 (金)

映画【かもめ食堂】を観ました

Movie/かもめ食堂

前から私が【かもめ食堂】を観たいを言っていたからか夫がDVDを借りてきていることを今日帰ってから気付きました。夫は宴会があるし、お酒を飲みながらひとりで先に観ることにしました。

この映画を観て思い浮かんだのは『寛容』という単語と『人は変わる』という言葉でした。この映画の主人公(女性)はフィンランドで小さな日本食の食堂を開いて1ヶ月たってもお客さんは一人も来なかったのだけど、初めてやってきたお客さん第一号のフィンランド人の学生風の男の子に感謝のプレゼントとして無償で毎日コーヒーを提供する寛容さを持っています。偶然出会った日本人の観光客の女性2人は無償でお店の手伝いをする寛容さを持っています。捕まえた泥棒にすらおにぎりをご馳走する寛容さも持っています。主人公のお店の女主人はフィンランドで日本人が食べる鮭、梅干し、おかかのおにぎりをフィンランド人に提供したいというポリシーも持っています。女主人は来る日も来る日も来ないお客さんのためにテーブル拭き、グラス磨きを怠らず清潔を保っています。お店を手伝い始めた観光客の女性はおにぎりの具を現地の人向けに変えたらどうかと提案します。お店の女主人は考えた挙げ句、試しに作ってみることにしました。が、どれもおにぎりには合わなくて断念。。ある時、シナモンロールを作ってみようということになって作ってみるとその香りにつられてお客さんがやってきました・・・といった感じでストーリーはスローにまったりと流れていきます。

★思ったこと★

全体を通してBGMは少なく、起承転結らしいものもありません。でもなぜか心が癒やされる映画です。主人公の人を見た目で決めつけない、相手の意見、考えを否定しない、お店にお客さんが来ない毎日でも水泳に通う余裕を持ち、たまたま出会った暗い過去がありそうな日本人観光客を家に泊めて食事を提供してあげる寛容さも持っています。ゆったりと流れる時間。。。フィンランドの沈まない太陽の白夜は『不安』を連想させません。それぞれの人物に過去があるのだろうけど、それは問題ではなくて今をどう生きているかだけ。そして人は変わり続けているってこと。私もよく自問自答します。『私はどう変わったんだろう?』って。5年前の私なら、10年前の私ならどう思うんだろう?と何か考えることがあったときに思います。明らかに今の自分の考えと、10年前の自分の考えが違うことも同じこともあります。内容によっては5才の時の自分と今の自分が同じのこともあります。中学生の多感な時期の私が考えてこれが正しいんだ、これが正義なんだ、私の考えは一生変わらない!なんて思ってたことが今では全く違っていたりもします。映画の中で『人は変わる』っていうセリフがありました。今、私が考えて正解だと思っていることが10年後にはまったく違っていることもあるだろうな、って最近よく思います。人は不思議です。なぜか美空ひばりの歌の『人は可愛い~♪可愛いものですね~♪』っていう歌詞が思い出されました。

人は誰でも本当は寛容な自分でいたくても都会に住んでいると寛容になれない事情があるのかも知れません。この映画を観た人は『ほっとできる』とか『疲れがとれる』とか『ほのぼのした気分になれる』と言います。この映画で『疑似寛容』の体験ができるからなのかな。。。私がほとんど観ることのない邦画ですがオススメです。


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